横市フロマージュ舎は、人間の腸内環境と同様に土壌の微生物の健康を保つことで豊かな土づくりを未来へ繋ぐため、チーズ製造で培ったノウハウを生かし、微生物・植物・人間が一体となって成長し、健康で持続可能な未来を目指しています。
北海道の広大な土地で、半世紀以上にわたり培ってきた乳製品製造の技術と自然の恵みを融合し、チーズ・バターから生まれる乳酸菌やバターミルク、チーズホエイを再発酵させた、微生物が住みやすい「発酵型の土壌」を作り出しています。
30年以上長期熟成させた牛糞堆肥を通常栽培の10倍以上使用し、畝幅(作物を栽培する際の畝と畝の間のスペース)・株間(植物を並べて植えた時の株と株の間)を通常の2倍に広げ、土の深さも通常の倍以上確保しています。
地中(深さ1m以上・通常の倍)にはエアレーション ホースを設置し、土壌に新鮮な空気を届け、微生物の活性化・根の酸化も防止しています。
そのため、収穫量は一般的なアスパラガスのおよそ半分になりますが、その分、根がのびのびと広がり、太陽光をたっぷり浴びて、豊かな味わいを蓄えることができるのです。
アスパラガスは古くから健康を支える野菜として知られ、葉酸や食物繊維、アスパラギン酸など、妊娠中の女性や乳幼児の健康 をサポートする栄養素が豊富です。
私たちは、妊娠中の健康維持や出産後の体力回復を助ける栄養を、自然の力でお届けすることを目指しています。
私たちが育てる「横市ヨーグルト栽培アスパラガス」は、単なる野菜ではありません。
人間の母親と赤ちゃんの健康を支える栄養豊富な野菜であることはもちろん、アスパラガスを育む土や微生物、さらに牛乳を与えてくれる牛やその牛の赤ちゃんなど、すべての生命への感謝の想いを込めています。
命のつながりに感謝し、人間や動物、そして自然が共に生きる未来への祈りと感謝の証として、安産・子授けの神様として知られる東京水天宮にも奉納しています。
私たちの「ヨーグルト栽培アスパラガス」は、単なる農作物ではありません。
命をつなぎ、健康を育むという祈りを込めた特別な取り組みです。
このプロジェクトの目的は、商業的な利益を追求すること以上に、地域社会や人々の生活に広く貢献することにあります。
・乳酸菌を活用した発酵土壌が、甘みと旨みを最大限に引き出す。
・エアレーション技術が「空気を肥料」に変え、化学肥料の使用を抑えた環境に優しい栽培。
・30年熟成の堆肥が作る豊かな土壌が、アスパラガスを健康に育む。
これらの工程一つひとつが丁寧に紡がれ、「ヨーグルト栽培アスパラガス」の深い味わいと、食べた人の心に響く感動を生み出しています。
「ヨーグルト栽培アスパラガス」の栽培では、環境負荷を最小限に抑えた技術を採用。
化学肥料を極力使用せず、乳酸菌や土壌微生物など自然の力を活用することで、持続可能な農業の未来を切り拓いています。
この取り組みは、次世代に豊かな自然環境を残すことを願う私たちの約束でもあります。
「ヨーグルト栽培アスパラガス」は、ただ美味しいだけのアスパラガスではありません。
水天宮との連携を通じて、人々の健康、そして地球環境の未来をつなぐ架け橋となる存在です。
この一皿が運ぶのは、健康や喜びだけでなく、未来への祈りと希望。
その想いを、ぜひ皆さまと共に分かち合いたいと願っています。